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二人のキセキの物語 MN

第47章 始まりの二人10 ニノ



グラスに注いだ水を半分くらい飲んで
後はテーブルに置いた

平気な顔をしようとしてもダメだ
心臓が暴れ狂って息が苦しい程

ホントは落ち着くために深呼吸したいけど
それは あまりにもバレバレで恥ずかしいから
ふぅっと小さく息を吐いた

そんな俺を潤くんが抱きしめる
不思議なんだけど、
“ そっと ”と“ ぎゅっと ”の両方を感じさせる力の入れ具合

すごく大事にしてもらってる気がして
俺も潤くんの背中をそっと、ぎゅっと抱いた




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