
二人のキセキの物語 MN
第65章 背中合わせの二人11 潤
「あはは・・やっぱり?俺もね、出逢った頃から思ってた
俺と潤って全然タイプが違う、真逆って言ってもいい感じかも、って。
でも、ある日 蜷川監督に言われたんだ。俺と潤はパッと見は全然違うけど
表裏一体、背中合わせみたいな二人だって」
「へぇ・・・」
蜷川監督、そんな事言ってくれたんだ・・・
それはちょっと嬉しいかも
確かに、俺とカズは違うとこもたくさんあるけど
その反面、似てるとこもあるって感じる
そんな風に思うのは自惚れかな、って思ったけど
そっか・・・監督もそう思ってくれてるんだ・・・
