地下アイドルの休日
第5章 沖縄珍道中
新幹線、飛行機と乗り継いで沖縄にやってきた。
初日は軽く観光をしてホテルにチェックインして近くの居酒屋で軽く飲んだ。
夜中に帰って夜明前に出発して・・それまでも休みもなくハードスケジュールが続いていたのでさすがに疲れてその日は早めに休んだ。
2日目はこの旅行のメイン目的であるオワローズのキャンプ場を見学。
ちはるんは朝からずっとニヤニヤしていてキモチ悪いぐらいだ。いくら嬉しいからってとあやのんが呆れていると、
「あたし結婚してもフルーティの活動は続けるからね」
とちはるんがニヤけながら言うんで、あやのんはペットボトルのお茶を吹き出した。
「あ、あんた、まさかそういうお相手がいるの?」
あやのんが噎せて涙を流しながら訊いてみるとちはるんはニヤけながらオワローズの山田選手と結婚することになるかもと言った。
見学しているあやのんとちはるんはオワローズの選手たちに見初められて、山田選手はちはるんに一目惚れをして猛烈にラブアタックされるという妄想ストーリーだった。
あやのんも誰かに猛烈にラブアタックされるだろうけど山田選手には手を出さないでねと言われた。
「そんなことがあるわけないわ、バカヤロー」
あやのんは真面目に考えた自分がバカらしくなってきたが、ちはるんは新婚旅行はどこに行こうかとか、テレビや新聞で大きなニュースになるとかますます妄想を暴走させている。
あやのんが呆れていると、なんと山田選手と2~3人の選手が近づいてきた。山田選手はちはるんに注目しているようにも見える。
「う、うそ・・」
「来たよ、来たよ、運命の瞬間が・・」
ふたりはドキドキするが・・・。
「あの~、ここは一般の方は立入禁止区域なので見学はあちらでお願いします」
と山田選手に言われて心の中では盛大にずっこけた。
「すいません、すいません」とペコペコと頭を下げてふたりは山田選手に案内された場所へ移動する。
「いや~、やらかしちゃったね~、あやのん」とちはるんはペロっと舌を出す。
「バカヤロー、やらかしたのは自分だ」
率先してそそくさと一般の方は立入禁止区域に歩いて行ったくせにとあやのんは抗議する。まあ、何も確認しないで後をついて行ったのであやのんにも全く非がないワケではないが・・
「でも、おかげで山田選手に会えたわ。あのカンジはあたしに惚れたな」
初日は軽く観光をしてホテルにチェックインして近くの居酒屋で軽く飲んだ。
夜中に帰って夜明前に出発して・・それまでも休みもなくハードスケジュールが続いていたのでさすがに疲れてその日は早めに休んだ。
2日目はこの旅行のメイン目的であるオワローズのキャンプ場を見学。
ちはるんは朝からずっとニヤニヤしていてキモチ悪いぐらいだ。いくら嬉しいからってとあやのんが呆れていると、
「あたし結婚してもフルーティの活動は続けるからね」
とちはるんがニヤけながら言うんで、あやのんはペットボトルのお茶を吹き出した。
「あ、あんた、まさかそういうお相手がいるの?」
あやのんが噎せて涙を流しながら訊いてみるとちはるんはニヤけながらオワローズの山田選手と結婚することになるかもと言った。
見学しているあやのんとちはるんはオワローズの選手たちに見初められて、山田選手はちはるんに一目惚れをして猛烈にラブアタックされるという妄想ストーリーだった。
あやのんも誰かに猛烈にラブアタックされるだろうけど山田選手には手を出さないでねと言われた。
「そんなことがあるわけないわ、バカヤロー」
あやのんは真面目に考えた自分がバカらしくなってきたが、ちはるんは新婚旅行はどこに行こうかとか、テレビや新聞で大きなニュースになるとかますます妄想を暴走させている。
あやのんが呆れていると、なんと山田選手と2~3人の選手が近づいてきた。山田選手はちはるんに注目しているようにも見える。
「う、うそ・・」
「来たよ、来たよ、運命の瞬間が・・」
ふたりはドキドキするが・・・。
「あの~、ここは一般の方は立入禁止区域なので見学はあちらでお願いします」
と山田選手に言われて心の中では盛大にずっこけた。
「すいません、すいません」とペコペコと頭を下げてふたりは山田選手に案内された場所へ移動する。
「いや~、やらかしちゃったね~、あやのん」とちはるんはペロっと舌を出す。
「バカヤロー、やらかしたのは自分だ」
率先してそそくさと一般の方は立入禁止区域に歩いて行ったくせにとあやのんは抗議する。まあ、何も確認しないで後をついて行ったのであやのんにも全く非がないワケではないが・・
「でも、おかげで山田選手に会えたわ。あのカンジはあたしに惚れたな」