
『untitled』
第3章 一線を、越える
「潤くん……あんっ、もっとぉ」
俺の上で腰を揺らしながら強請るニノ。
「いいよ、もっと気持ちよくなって」
上半身を起こすと、ニノの奥を目指して下から腰を突き上げる。
「奥…っ、いいっ…いいよぉ」
ストレートな表現と、俺のソレを締めつけて離さない中。
「潤くんっ、キス…んっ」
俺を見下ろすニノの可愛い手が頬を包むと、唇を重ねてくる。
スルりと入り絡めてくるニノの熱い舌に、俺の方が溶けそうになる。
いつもと違い積極的なニノに翻弄されながらも、迎えに行って良かったと心底思う。
天性の人たらしな上、無意識に漏れる色気。
それにお酒の力が加わるとタチが悪い。
木村くんと共演なんて滅多に出来る事じゃない。
俺だったとしても嬉しいし、浮かれる。
その部分では心配はあったけど、相手は『木村くん』だから大丈夫だろうと油断していた。
でも……
あの完成披露試写会での映像を見た瞬間、俺たちの安心は脆くも崩れ去った。
喜びを爆発させたニノの笑顔と積極的に木村くんに近づく行動。
そんなニノに『男』だとわかっていてもハマっていく木村くんが手にとるようにわかった。
だって俺たちと同じだから……
ニノが気を許せば許すほど、無意識に漏れる色気は抑えられない。
そんな中でお酒を飲めば木村くんであっても手を出しかねない。
だから俺は持っている情報網を使って居場所を見つけ出した。
木村くんはずっとトップを走っている尊敬する先輩だ。
だけどニノは……渡さない。
だから木村くんが見ているのをわかっていながらキスをした。
でもちょっと、やり過ぎたかな?
「潤く…ん」
自ら揺らしていた腰の動きを止めた。
「ん?」
「他の事……考えてた」
口を尖らせて拗ねる仕草を見せるニノ。
「俺だけを…見て?」
潤んだ瞳に映るのは俺、ただ一人。
「わかった…よっ!」
最奥に向かって何度も腰を打ちつけた。
「ああぁっ、もっと…奥っ、ちょうだいっ!」
ニノも俺たちしか……見るなよ。
俺の上で腰を揺らしながら強請るニノ。
「いいよ、もっと気持ちよくなって」
上半身を起こすと、ニノの奥を目指して下から腰を突き上げる。
「奥…っ、いいっ…いいよぉ」
ストレートな表現と、俺のソレを締めつけて離さない中。
「潤くんっ、キス…んっ」
俺を見下ろすニノの可愛い手が頬を包むと、唇を重ねてくる。
スルりと入り絡めてくるニノの熱い舌に、俺の方が溶けそうになる。
いつもと違い積極的なニノに翻弄されながらも、迎えに行って良かったと心底思う。
天性の人たらしな上、無意識に漏れる色気。
それにお酒の力が加わるとタチが悪い。
木村くんと共演なんて滅多に出来る事じゃない。
俺だったとしても嬉しいし、浮かれる。
その部分では心配はあったけど、相手は『木村くん』だから大丈夫だろうと油断していた。
でも……
あの完成披露試写会での映像を見た瞬間、俺たちの安心は脆くも崩れ去った。
喜びを爆発させたニノの笑顔と積極的に木村くんに近づく行動。
そんなニノに『男』だとわかっていてもハマっていく木村くんが手にとるようにわかった。
だって俺たちと同じだから……
ニノが気を許せば許すほど、無意識に漏れる色気は抑えられない。
そんな中でお酒を飲めば木村くんであっても手を出しかねない。
だから俺は持っている情報網を使って居場所を見つけ出した。
木村くんはずっとトップを走っている尊敬する先輩だ。
だけどニノは……渡さない。
だから木村くんが見ているのをわかっていながらキスをした。
でもちょっと、やり過ぎたかな?
「潤く…ん」
自ら揺らしていた腰の動きを止めた。
「ん?」
「他の事……考えてた」
口を尖らせて拗ねる仕草を見せるニノ。
「俺だけを…見て?」
潤んだ瞳に映るのは俺、ただ一人。
「わかった…よっ!」
最奥に向かって何度も腰を打ちつけた。
「ああぁっ、もっと…奥っ、ちょうだいっ!」
ニノも俺たちしか……見るなよ。
