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Living with Simone アイツと暮らせば

第4章 NTR

どうしても誰かに話して、
思いっきり泣きたかったの。

急遽、アレックスを召喚。

するとおまけの友人が5人ほどついて来た。

…ええ。職場関係には、言わんけど
ケンちゃんのバイ・デビュー?
せめて変態諸君の前では吐かせてくれ給え。

「うはぁ~おもしれぇ!!」「やべぇ。」」

慰められるどころか、笑い話にされました。

…呼んだミカが、馬鹿だった。

そんな時、友人の電話が鳴った。ミカがシモーネを蹴り上げた時の話なんかをアレックスがしやがって、みんな大喜びしてた時だった。

まぁ誰か居るだけで気が紛れましたけどね。


電話を取った友人が戻って来た。

「シモーネの身元を引受に来てくれって警察から電話が来た」

以前から身内は居ないってシモーネは言ってた。
だから、アイツが頼るのはいつも友人。


…で?

「…だが断った」

みんな爆笑。

その日集まったのは共通の友人達。

そしてその友人達に次々と同じ電話が掛かって来た。

そして皆が同じように答えたの。
だってアイツと関わり合いたくないもの。

「なぁ…まさかミカの所には掛けてこねーよな?」

アレックスが真面目な顔で呟いた。

「いや…判らん」

友人達も真面目な顔で答えた。

「じゃぁ賭けてみるか?」

アレックスが満面の笑みを浮かべた。

…ほらな。
結局誰も親身になって愚痴なんて聞いてくれねーんだ。
おちゃらけてる奴らばっかりで嫌になった。

「ミカはどっちに賭ける?」

「え…?!」

「当たり前だろぉがぁ‼負けたら飲み代奢りな?」

…当事者なのに…それって酷くね?!

ああ みんな楽しそうで何よりだ。
そうだよ!人の不幸で楽しみやがれ!




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