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Living with Simone アイツと暮らせば

第4章 NTR

――― そして数分後

ミカの携帯が鳴った。

「●●警察署のものです。シモーネさんのお知り合いの方ですか?」

みんな大爆笑。

クズの中のクズ確定の瞬間。

周りがうるさすぎて、電話の声が聞こえなかった。

「ええ…、まぁ」

「シモーネさんを署までお迎えに来て下さい。本人が身元引受人にあなたの番号を教えてくれたものですから…。」

「えーっと。私が迎えに行かないとどうなりますかね?」

「誰か来るまで留置場にいることになりますね。受付閉まるので早く来て頂かないと、明日の朝までこちらになりますけど。」

呼ばれて行く筈など無い。

「本人に伝えてくれます?警察官の新しいボーイフレンドでも見つけて、その人に身元引受人になって貰いなさいよって。」

「拒否するということですか?」

「ええ。完全に拒否です」

「困ったなぁ…5人ぐらいに掛けてるんですけどね…誰も…。」

ミカは、警察官の話を遮った。

「ええ、私が6人目でしょう?
その人達全員ここに、今いますから!」

そこでまた皆が腹を抱えて笑った。。
警察官にも聞こえていたと思う。

「誰も引き受けてくれないんですよ」

「ええ…それ程のク●野郎だってことなんです。
ちなみに、事情聴取でご存じかと思いますけど、シモーネに彼氏を寝取られて、パンツ焼いて消防と警察呼んだのは、この…わ・た・し‼︎ですからぁ〜(怒)。」

アレックスは、涙を流して笑ってる。

「あ…。」

警察官も絶句。ようやく話が飲み込めたようだった。

「判りました…それは…えっと…
あの…なんと申し上げて良いのやら…。」

警察官は笑いを堪えながら、電話を切った。

…だからさ、ドーナツばっか食ってねーで、あれだけちゃんと調書は読め…と!



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