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Living with Simone アイツと暮らせば

第5章 アイツの眼にも涙

退院して家に戻ったんですけどね、

呑気なもんで アイツ
大音量で買ってきたエロDVD観てた。

「ねぇ…なんでここに居んの?」

仕事も暫く休む事にしたんですが、
アイツが居たんじゃ落ちつかない。

「出てって?二度と来るなって言ったよね?
5分以内に家を出なかったらポリス呼ぶからね。」

ええ…ミカは本気でしたよ。アイツはなんも言わず出て行きましたけど。

もともとぐーたら上等!家に居ることも、一日中誰と話さなくても平気。買って読まずに溜ってた本を一気に読んだり、ひとりで買い物へ行ったり、過ごしてた。

…会社復帰後
再び悪夢とシモーネを呼ぶことになるとは、
その時のミカは思いもよらなかった。



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