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Living with Simone アイツと暮らせば

第6章 ストーカーMVP

「ねぇ…また居るよ?」

同僚がミカに内緒話。

「偶然じゃない?」

「でも…こっち見てる。」

40代ぐらいの男性。

以前ひとりで来た時に声掛けられた。

ミカの会社の別事業部門の人だって言うてたの。

…確か…ブロッドマンとか言ってたな。

なんか知らんけど、バーやレストランで良く会うんだな。

目が合えば挨拶するぐらい。

ブロッドマンの所属する事業所もミカの職場の近くだったし、そんな偶然もあるかな?ぐらいに思ってた。

昼休み食事に出ると同じレストランだった…という事が続いた。

「被害妄想だと良いんだけど…。」

「うーん。コンタクトを取って来るわけでも無いし,微妙だねぇ。」

なーんて同僚もちょっと気にしてた。

ミカの場合、基本仕事もプライベートも真面目人間…但し、あのデカチ⚫︎ク⚫︎野郎がいない時に限る。

最近やっと気づきましたよ。

…ストーカー被害体質ってあるんじゃね?

日本とアメリカ双方で数回ずつ輝かしいストーカー被害者実績を実は持ってるミカなんですけどね。


「パンツ燃やし事件」の時に顔見知りになったポリスに相談をしたんですが、やはり日本と同じように言われてしまったのさ。

…記録に残しとらんの?お前馬鹿なの?

ってね。

だってさぁ。

気がついた時には、ストーカーされちゃってんだもん。

オマエ ワタシノ ストーカー シテルンデスカ?
ってド直球デッドボール喰らわせる訳にもいかねーじゃん?

じゃあどうするべ?と対策を考え中に決定的な出来事が起こってしまったんですよ。


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