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Living with Simone アイツと暮らせば

第8章 恋人期間新記録

「お~いぇい。」「ふぁっ● ゆー。」

夜仕事から帰って来ると、カウチで誰かとやってたアイツ。部屋で大人しくヤッてりゃ良いのに。

「見て欲しいなら見てやるぜ?夕飯作りながらな。」

アイツは続けようとしてたけど、相手が慌てて飛び起きた。

初めて見る顔。ええ…これもいつものことです。

「あ…済みませんっ!」

慌ててクッションで前を隠す彼。

「あーっとそのクッション 私のお気に入り。
変な液体つけ無いでよ!」

ミカがいつもの様に嫌な顔をすると、
その男性は慌てて素手で息子さんをお隠し遊ばしたんですがね、デカいんで上から出ちゃってるよ?
…とは流石に言えず。

「あわわ…着替えて来ます。」

その男子はプリケツをミカに見せ乍ら慌てて2階へと上がっていく。

アイツがそれを見て深いため息。

「ため息つきたいのは、コッチ!見ず知らずのヤツまた連れ込んで!」

今日の晩御飯はカレー…取り合えず2日は凌げるので便利よね。

着替えて慌てて降りて来た男性。

「遅くなったけど、ダンです。」

ダンはその着こなしから、普段からスーツを着て働いている人だという事がすぐに判った。

そのスーツも安物の薄っぺらなものでは無く、
しっとりとした重みのありそうなものだった。

「Hi ミカです。
夕飯作ってるんだけど食べてく?」

「あ…っ…でも…。」

「時間があるなら。」

シモーネの方を気にしながら、
ダンは少し戸惑った様子だった。

「シモーネは気にしなくて良いわ。
アイツはいっつもあんな感じだから。」

シモーネはテレビを観てた。

「…では…お言葉に甘えて…。」

シモーネは部屋着を貸すよと言ってダンと2階へ上がっていったんですがね、帰って来やしない…ええ続きをしてるっぽい。それもいつもの事なので、ミカは黙々とご飯を作る。

挨拶もしないで、バタバタと帰る輩や、そのままミカが居ないかのように続ける馬鹿者が多いんだけど、ダンは礼儀正しかった。




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