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Living with Simone アイツと暮らせば

第9章 ルカ

シモーネは、知りあい(尻合い?)を見つけたらしく、
親し気に話をしていた。

「…聞いたよ。ミカ…シモーネに彼氏を…。辛いよねぇ。」

ダンが申し訳なさそうに言った。

「別にダンのせいじゃないよ。」

「君の方こそ、慈悲深いよ。
あんな酷い事されたのにシモーネと同居してるんて。」

…だから、何度も言うが同居じゃねーんだ。

「今は良かったと思ってる。
悪いのはシモーネだけじゃ無かったし。」


ミヨさんとダンと3人で話していると楽しい。

時々3人で出かけたりすることも増えた。

嫉妬するので、シモーネには内緒だったけど。


「ミカっ!」

そんな時に大きな声で突然呼ばれた。

…あ。ルカ。

ミカにきついハグをした。

「久しぶり~!こんなところで会えると思わなかった!」

アレックスから紹介された子とは、
数回デートをしたけれど、
相性が良く無かったと笑った。

…ってことは寝たんだな。然も展開速すぎだろ。

「ミカは、フリーなの?」

「うん。変わらず。」

アイツがメンドクサイし、アレックスや友人達と飲みに行ったり出かけたりしているので、別段寂しいことも無いのよ。

「携帯の番号は変えちゃってるし…連絡しようと思ってたんだよ。」

「あら…そうだったの?」

結局新しい番号を教える雰囲気になってしまって
仕方なくルカに教えた。

「僕ね、今は病院に勤めてるんだよ?理学療法士として働いてるんだ。」

「へぇ~知らなかった。」

付き合いがある病院だったので、色々と話が弾み、気がつけば、ベランダに出て色々話をしてた。

イケメンなのに自分のことを自慢をするようなことも無いし、何となく友人としての付き合いが始まった。






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