無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

このままめちゃくちゃにしてほしくて、俺は伊織のものだって刻み付けて欲しくて。


伊織がもっと深くに入ってこれるよう、震える腰を前後にゆっくりと動かす。


けれど、欲しいところまで来てくれないのがもどかしくて、無理矢理動こうとした瞬間、伊織の手が腰に添えられた。


必然的に止まることになってしまって、焦ったさに涙が出てくる。



「もっ止めんなよっ」


「止めたつもりはないですよ」


「なっア"ッゥッ！？」


どういうことだよ？と聞こうとした刹那、下から勢いよく熱杭が突き上げられ、声も零れるように落ちる。



「はっここ、ですよねっ？」


「はうっあーーーっっ」


バツッバツッズチュッ


戸惑う俺など置いてけぼりで、俺の頭を手で抱えたまま伊織は腰を突き上げ、耳元で甘く乱れた息を吐く。


「あっあっあっきもちっダメッ！」


チカチカと星が散らつく中、さっきまでの焦ったさなど皆無の、遠慮のない穿ちに、生理的な涙が振動でパタパタと零れ落ちる。


「ダメなんですか？」


「ちがっダメッあっちがあっ」


ふっと笑みの含んだ声が耳元で囁かれ、イヤイヤと首を振る。もう、自分でも何を言いたいのかわからない。


気持ちいい。伊織の、好き、もっと欲しい。


「可愛い…」


「ンァ〜ッ！」


ズンッ。


伊織の下生えがグリグリと押し付けられ、抉るようにナカの最奥に留まるソレがダイレクトに伝わると、軽くイッてしまった。


「ふっ…ん、」


大きくて、熱くて硬い。ナカでさらに大きく膨らんだように感じる伊織のモノは、激しさから一転、俺の肉壁を擦るようにゆっくりと動き出す。



「ーーーーッ待て、今イッた…ッ」

「…ッだから待てないんですよ」

「ひぁっんん〜ッ」


汗でベタつく体をぴったりくっつけて、荒い呼吸ごと奪われるようなキスをしながら、ズリ。と伺うように揺すられる。


暑さと快楽でまともに働かない思考には、"気持ちいい"という言葉しか浮かばなってしまって、もうダメだーー…。