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青色と黄色の短編集

第11章 可愛い弟

Oside


長男→22歳
次男→20歳
三男→19歳
双子→17歳




カズは究極の寂しがり屋で、1人で寝られない。



一緒に布団に入ると、いつもならすぐ寝るのに
今日は俺のことじっと見てなかなか寝ない。




「どうした?なんかあったのか?」




「おにぃたん……お願いがある……」



ちっちゃい声で深刻そうに話し始めるカズ。



「…なぁに?」






「ぼくね………えっちしたいの……」





「うっ…(笑)もしかして彼女いるの?」





「いないよ……」




「じゃあまず相手見つけて、仲良くしてか…

「違うよ…!!」




「??」




「おにぃたんと…するの……だめ……?///」





「えっ……なにいってんの……?」



「おにぃたん好きだから……」




「兄弟だぞ?カズも俺も男の子だろ?」





「でも男同士でも出来るって翔くん言ってた…」





あの野郎なんてことを…





「ぼくもう子供じゃないもん……
おにぃたんに…その…抱かれたいもん……」




顔を赤らめて上目遣いしてくるカズ。




めっちゃ可愛い……けど、戸惑う。




「カズのこと大事だから
俺がそういうことするわけには…」




「ぼくは本気でおにぃたんが好きなだけなのに…
兄弟はどうしてだめなの……ぐすんっ…
赤の他人でぼくが女の子ならいいの…?」




そう言われるとな…



しかもカズの初恋相手俺だもんな…










「カズ……嫌だったらすぐ言えよ?」







「…いいの……?」




「他のみんなには黙っとけよ?」





「うん…!」




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