
青色と黄色の短編集
第16章 レンズ
Nside
「よろしくお願いします」
スタジオに入るともう撮影の準備が整っていた。
僕はアダルト向けビデオに出てる俳優。
いわゆるAV。
高校卒業してやることないし
お金稼ぐには働かなきゃなぁなんて思ってた僕に
声をかけてくれたのが今の事務所。
別に好きでもない男に抱かれたくはないよ。
僕は童顔で小柄だから受けだって、
ずっとBLで売ってきてる。
僕の作品は結構売れてるみたいで
それはありがたい限り。
んで、
僕が作品に出始めた頃から、
僕のひとりのプロモーション作品が見たいと
事務所にたくさんメッセージが来てるらしい。
確かに僕単体で出たことがないから
プロモーションとか撮ったこと無かった。
今日はその初めての個人撮影。
前にやったメイドとご主人様の作品が
すごく好評だったから
今回はファンの方へのお礼ってことで
ご主人様を誘惑するメイドっていう設定で
撮ってくらしい。
めちゃくちゃ緊張する。
相手役の男優さんにはだいぶ慣れたけど
今回は今まで意識してなかった
カメラに向けてだもんなぁ…
受け役は攻め役に頼れるけど、
今回は2人の行為を撮影するんじゃなくて
僕の行為そのものだもん。
今日のカメラマンさんは
昔監督もやってた人だから
今日の指示は全部カメラマンさんがしてくれる。
普段は撮影だけだけど、
気が向いたらたまに監督もやるらしい。
優しい人だといいなぁ…
ちなみに僕のキャラは
流されやすくて淫乱でどちらかといえばM。
積極的というよりかは
可愛い男の子にいけないコトさせる感じ。
そういうの好きな人沢山いるんだって。
まぁ僕は確かに感じやすいし声も高いし
ショタっぽいところがあるから
そこを推していこうってことになって。
ドSな振る舞いは趣味じゃないし
僕には合ってるかな。
そんなメイドが、
ご主人様の気を引くために頑張ります。。。
「よろしくお願いします」
スタジオに入るともう撮影の準備が整っていた。
僕はアダルト向けビデオに出てる俳優。
いわゆるAV。
高校卒業してやることないし
お金稼ぐには働かなきゃなぁなんて思ってた僕に
声をかけてくれたのが今の事務所。
別に好きでもない男に抱かれたくはないよ。
僕は童顔で小柄だから受けだって、
ずっとBLで売ってきてる。
僕の作品は結構売れてるみたいで
それはありがたい限り。
んで、
僕が作品に出始めた頃から、
僕のひとりのプロモーション作品が見たいと
事務所にたくさんメッセージが来てるらしい。
確かに僕単体で出たことがないから
プロモーションとか撮ったこと無かった。
今日はその初めての個人撮影。
前にやったメイドとご主人様の作品が
すごく好評だったから
今回はファンの方へのお礼ってことで
ご主人様を誘惑するメイドっていう設定で
撮ってくらしい。
めちゃくちゃ緊張する。
相手役の男優さんにはだいぶ慣れたけど
今回は今まで意識してなかった
カメラに向けてだもんなぁ…
受け役は攻め役に頼れるけど、
今回は2人の行為を撮影するんじゃなくて
僕の行為そのものだもん。
今日のカメラマンさんは
昔監督もやってた人だから
今日の指示は全部カメラマンさんがしてくれる。
普段は撮影だけだけど、
気が向いたらたまに監督もやるらしい。
優しい人だといいなぁ…
ちなみに僕のキャラは
流されやすくて淫乱でどちらかといえばM。
積極的というよりかは
可愛い男の子にいけないコトさせる感じ。
そういうの好きな人沢山いるんだって。
まぁ僕は確かに感じやすいし声も高いし
ショタっぽいところがあるから
そこを推していこうってことになって。
ドSな振る舞いは趣味じゃないし
僕には合ってるかな。
そんなメイドが、
ご主人様の気を引くために頑張ります。。。
