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青色と黄色の短編集

第17章 雨宿り

Oside




ニノからLINEが来た。




(近くを歩いてた。お風呂貸して?)





ニノの家からおいらの家までは
歩いたら1時間かからないくらい。


頑張ってんなぁ。





やべ、風呂沸かさないと。





(いいよぉ。)



読めないだろうけどとりあえず返信。




急に降ってきたもんな。



この雨じゃ結構濡れてるかも。



バスタオル準備して
部屋暖かくしとかないと。








ピンポーン




来たか。





「鍵開けとくから早く来な」



下の玄関で震えてるであろうニノに言う。



「ありがと」



小さな声が聞こえた。




オートロックを解除して
あとはニノが上がってくるのを待つ。




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