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月の木漏れ灯図書館

第13章 天蒼の森

森は静かに鼓動を打つ。
クリアブルーの森。
空の森とも呼ばれる。
天蒼というのは、天の蒼。
空の蒼をした木々が天高く聳える。

天族の禁忌を犯した青年。

理の乙女の少女。

天から地へと追放された青年は天族の聖域である森を焼くという。しかし何も語らない青年。

理の乙女である少女はいう。

理がある以上焼くことはできない。ただし、ひとつだけ方法はあると。

それは理の乙女である自分を殺し、永遠に理の乙女が生まれないようにすればいいと。

二人が望む未来とはーー。

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