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月の木漏れ灯図書館

第14章 水晶竜ーメサイアー

水晶竜ーメサイアー
水晶の花畑に住んでいる。
大国に加護をもたらすはずだった。しかし加護の力は思わぬ形で現れーー水晶大国に毒をもたらす。
白雪の髪を持つ“空白の巫女”にも呪いがかかる。歌を、失くしてしまった巫女。
巫女にとって歌は命と同じ。
歌えなくなった空白の巫女に謝り続ける少年に巫女はーー。

「仕方ないわ。生きていれば予想もつかないような出来事もあるでしょうから。あなたもわざとじゃないのだから、もう謝るのはおやめなさいな。あなたの魂が傷つくわ」

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