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子供じゃない…上司に大人にされ溺愛されてます

第6章 大人の関係




藤原凛花side


居酒屋を出て、駅まで近いから、野上と別れて家に帰るつもりで、

「じゃあね?駅まで近いからここでいいわ」

手を上げて背中を向ける。

その手を、ぎゅっと掴まれた。

「今日は金曜日なのに?一人で帰っちゃうの?」

振り返ると、誘うように甘く笑う視線に、じっと見つめられる。

その視線をそっと反らした。

「……何よあんた、まだ飲み足りないの?」

「まあ、そうだな、凛花とまだ飲みたい、俺の家においで?」

……これはやっぱりまた、そういうことをしたいっていうお誘いだよね?

分かって…いるのに。

黙って野上について行ってしまう。

タクシーに乗り、野上の住むマンションに一緒に行ってしまう。

こんな関係、ダメなのに。



お酒を飲んでやっぱり、そんな雰囲気になってしまう。

お互いに裸になると、

もつれるように、ベットの上で絡まり合い、繋がり合う。

激しいキスを繰り返し、求めるように唇を絡め合う。


「凛花、最近、すぐにイくね?感じやすくなった?」

お互いに絶頂へと昇りつめ、ベッドの上でうつ伏せになり、

呼吸を整えてると、

またすぐに元気になる、野上の肉棒に貫かれて、甘い悲鳴を上げる。


「……んあっ…はっ…!…だって…野上の、気持ちいい…から…っ!」

ヌプッ、ヌプッ、ヌプッ

「……フッ、またそんな…急に可愛くなる…っ、そんなに俺を煽らせて…今日は寝かせられないよ?」

ずっぷ、ずっぷ、ずっぷ、

徐々に激しくなる、野上の腰の動きに合わせて、無意識に腰を揺らせてしまう。

あたしの中で擦れる野上の肉棒、ごりごり抉るように、

擦られて、中をぐるりと掻き回されて、感触を味わうような動きに、

ひたすら乱されて、奥を貫かれる度に、痺れるような快感に支配される。

頭の中がふわりとした気持ち良さに包まれて、理性が飛んでいき、

うわごとのように、野上の名前を呼び続けた。


「…あっ…あぁっ…、奎吾…っ、気持ちいい…っ、あぁっ…!」

「……凛花、すげ…、可愛い…」

ズクッ、ズクッ、ズクッ、

気持ちいい、どうしてこんなに気持ちいいんだろう。

セックスがこんなに、気持ちいいとは思ってなかった。

……それともこれが野上だから?

分からない。

だけど、野上とのセックスに、溺れている自分を自覚していた。



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