子供じゃない…上司に大人にされ溺愛されてます
第2章 無垢な存在
真木 誠也side
困ったことに精力はある方だ。
今までの女性は全て、体だけの付き合いで、どちらかというと淫乱タイプとばかりだった。
愛情のないセックス、容赦なく突きまくり、イかせて何度も盛ってたから。
昨日はじめてだった愛莉には、いきなりはツラかっただろうに。
しかも風呂場で、俺の腕の中で急に意識を失い。
くたぁっと崩れ落ちそうになり、慌てて抱き止めた。
しまった、やり過ぎてしまったか。
積年の思いに突き動かされ、夢中になってしまった。
大人げない。
10代のガキでもないのに。
愛莉の前では冷静になれない。
細くて小さな体、やらしい体つき、顔は童顔なのに、体は立派な大人だ。
こんなギャップ、冷静になれる訳ない。
もっと滅茶苦茶に汚して、欲望のまま突き捲りたい。
だけど真剣に好きだから、そんなこと出来ない。
少しずつ愛莉のペースで、一生でも過ごしたいから。
意識を失った愛莉を、優しく洗って、体を丁寧に拭いてベッドルームに連れて行く。
愛莉の服を乾燥機に掛けて、まだ一緒に過ごせると安心する。
今日は土曜日だ。
出来れば日曜日はデートもしたい。
愛莉とどう休日を過ごそうかと、考えを巡らせながら、眠る彼女にキスをした。