テキストサイズ

子供じゃない…上司に大人にされ溺愛されてます

第4章 熱くなる体




「仕事熱心なのはいいけど、婚約者も大事にしろよ?」

そう言うと、恥ずかしそうに川合が笑った。

「大丈夫です」

いつも隙のない美人の、気が強いお局様。

仕事熱心で融通が効かず、社内でも煙たがれてた存在。

結婚するなら、寿結婚すればいいとか噂されて、婚約者の話もデマじゃないかと、

言われてたくらい。

ちゃんと女らしい表情もするんだな。


愛莉だって、あんな……顔をするんだ。


やっぱり、欲求不満?

最後にしたのはいつだったか、また適当な女の子としようかと思っても、

そんな気分になれない。

ため息をついて、営業部に向かい、仕事に戻ったんだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ