子供じゃない…上司に大人にされ溺愛されてます
第5章 俺の天使
あたしの耳を舐めながら、甘く囁く涼くんに、ぞくりとしてしまう。
至近距離でじっと見つめられて、
その瞳がやけに鋭く輝く。
薄茶色の何を考えてるか、分からないような瞳。
その奥に燃えるような熱い感情が揺れて見えて、踏み込むように見つめる。
いったいどうしちゃったの?
「何を…言ってるの?熱がまだあるんだから…ゆっくり寝なきゃ、治らないよ?」
「いや、この熱さは、愛莉の体じゃなきゃ鎮まらない、鎮めてくれよ、お前の体で…」
唇が重なり、奪うようなキスをされる。
噛みつくように口を開いて、食べられるように、舌が絡められて、
痛いくらいきつく吸われてしまう。
……痛い。
苦しいキスに呼吸が…っ、
「ぷはっ…」
やっと唇が離れると、酸素を取り入れるように、何度も呼吸を繰り返す。
後ろからまた抱きしめられて、胸を弄られて、涼くんの勢いに押されて、
うつ伏せにベッドに倒れてしまう。
短い悲鳴を上げて、
あたしの腰が、後ろから抱えられた。
振り返ると涼くんの、大きくて長いモノがそびえたち、
あたしのあそこに後ろから、ゆっくりと突き立てられた。
「…はっ…あぁ…っ…くっ…うぁ…っ!」
ズンッ
後ろから、ダイレクトに、あそこに突き立てられて、
キツい圧迫感と奥を貫かれる快感に、体が衝撃で仰け反り、
四つん這いになって、腰を突きだした。
びくびく震える腰、涼くんの熱い吐息がかかる。
「イれただけでイくとか…どれだけ淫乱なんだよ…?まずは…一回目か?」
「……やっ、ダメ…っ、涼くん…っ」
昨日はまだ、夢だったと思えた。
だけど今は…っ、
はっきりと意識がある。
だけど涼くんは熱が、微熱だけど、熱があるから、
だからこんな酷いこと……っ、
ズッ、ズッ、ズッ
「はっ…、あっ…、あっ…、やめ…っ、涼くん…っ…」
「そんなこと言って…、お前の中、すげぇドロドロなんだけど…、触ってみるか?」
ズッ、ズッ、ズッ
涼くんに激しく出し入れされて、抉るようなキツい動きに、
体は快感で敏感に震え続ける。
四つん這いになり、俯くあたしの視界に、滴る雫が、太腿を流れる。
触らなくても分かる。
あれは……あたしの蜜だ。
腕を立てるあたしの片手が、涼くんに引かれて、バランスを崩して、
腰がますます高く持ち上がる。