子供じゃない…上司に大人にされ溺愛されてます
第5章 俺の天使
ズンッ、ズッ、ズッ
「あっ…あぁ…っ、やぁ…っ!」
ぬるり、ぬるっ、
あたしの片手が涼くんと繋がり合う部分に触れる、
涼くんに引っ張られて、出たり入ったりを繰り返す動きを、
直接触れて、頭の中がかぁっとなる、
「凄いだろ…お前の中に…入ってる…俺のが、分かるか?……こんなに小さくてキツいのに…、鬼畜だな、これじゃ、最低だよ、俺は……」
腰を激しく揺らしながら、苦しそうに呻くように、呟く涼くん、
つらそうな表情に、胸が締め付けられる。
……涼くんはやっぱり、熱のせいでおかしくなって…?
……誰かが言っていた。
つらくて苦しい時ほど、セックスがしたくなる。
所詮人間は動物であり、男は子孫繁栄に駆り立てられる。
寝不足でしんどい時、病気で死にそうな時、勝つ筈のない、戦争に行く時に、
セックスをして子孫を残す。
昔の人は、戦争に行く前に嫁を取り、初夜を過ごして戦争に行った。
葬式の時にやたらとエッチな気分になるのも、そういう理屈。
……涼くんもそれと一緒なんだろうか?
だとしたら納得出来る。
「……涼くん、あたしは…っ、大丈夫だから…っ、だから…もう…っ、あっ…!」
ヌプっ、ヌプっ、ヌプ、
後ろから、ぎゅっと抱きしめられて、腰の動きが早くなり、
繋がり合う体が、ぶつかる音がする。
パン、パン、パン
あたしのあそこに、涼くんのが出し入れされて、形が変わりそうなくらい、
隅々を抉るように貫かれる。
気持ち良くて堪らない。
快感にふわりと霞む視界の中、感高い悲鳴を上げて絶頂の嵐に、
身を任せた。
理性の糸が切れるような、音がしたんだ。