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『ま゜』

第9章 脱出

 水戸さんは、ゲームの神と脳内で会話し、二人をこの世界へ招き入れた。

 呼ばれたのは……。

 メカ水戸さん飛行機タイプと……、

「ええっ!! ここどこよ!?」

 30代の地味な男性だった。

“この二人のどちらかって……こっちはロボットで、たしか魔界街で、お主の武器として呼んだものではないか”

「人間並みに、なんでも出来るロボットよ。ロボットではダメ?」と音子が聞いた。

“いや、不可能ではないが……”

 メカ水戸さんのバギータイプが、前に出る。

『コレハ、電子器機ノ修理ガ、得意。太陽電池デ動クカラ、燃料イラナイ』

「ちょうどいいじゃない。私が狼に変身したとき、月を出せたから、太陽も出せるはず」

“なるほど……だがもし、自身が故障すれば、どうなる?”

「あら? 神が病気しないんだったら、メカ水戸さんが神になったら故障もしないでしょ?」

 音子の言う通りだった。

“こちらの男は?”

「そうだよ。なんだ、あんたら……」

 水戸さんは、携帯電話に文字を打つ。

《この人は、滝繁。ゲームショップの店員》

 音子が文字を読む。

「この人、たきしげる……だって。ゲームショップ店員」

「なんで知ってんだよ! てか、お前ら誰だ!?」

 水戸さんは携帯電話に文字を打つ。

《とりあえずお約束で、お呼びしました。》

「しょうもないことで呼ぶなっ!!」 

 その後、ゲームの神の異空トンネルで、帰っていただきました。

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