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『ま゜』

第6章 ツインベーから??

 しかも、驚いたのは、矢の勢いだった。

 水戸さんを貫通して突き刺さるのではなく、水戸さんごとルーレットまで持ち上げて刺さったのだ。

(下ろしてください)

“ちょっと待て……私では、どうにもならん……しょうがない。ルールには逸れてしまうが、お主の次のゲームはここにしよう”

 ゲームの神が、そう言うと、辺りは青く、レンガの道が伸びていった。

 すると、茶色いオーバーオールを着た、小さい親父が走ってきた。

“アリオよ、ちょっとあのクリーチャーを助けてやってくれ”




   コトワル!



“いや、断るな! お前、ゲームだろ! いや、あの人は怖くないから。見た目は怖いけど、アリオの味方になるから”




  ホウシュウハ、イクラ?




“子供の人気キャラが言う言葉じゃねえだろ。じゃあ、なにが望みだ?”




  マロンヒメガ、パックニ
  サラワレタ。スクイダシ
  テホシイ。



“なるほど、それは深刻だ。わかった、私もゲームの神。望みを叶えてやろう”


 しばらくすると、アリオの傍に、マロン姫が戻ってきた。




   CLEAR!



“ちょっと待て!! クリアになるか!! なんにもしておらんだろ!”

 水戸さんは、ルーレットの的にぶら下がりながら、喜んだ。

 水戸さんは、アリオのスーパージャンプのおかげで、下りてこれた。

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