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『ま゜』

第7章 ドラゴンウェスト

 水戸さんも、ベッドに横になる。掛け布団のない、ただの台に感じる。

 寝心地が悪いのか、水戸さんはベッドを叩く。

『ぱふっぱふっ』

『!?』

 面白い音がする。

 何度も叩いてみる。

『ぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ……』

 辺りが自然に暗くなった。

 ちゃ~ら~ちゃっちゃっちゃっちゃっちゃあ~♪

 明るくなった。

『す゜(えっ!?)』

 わわわわは、すでに受付にいた。

(えっ、寝た!?)

 慌てて、わわわわの後ろにつく。

「ありがとう、また来ます」とわわわわが頭を下げる。

「夕べはお楽しみでしたね」

「なんもしとらんわ!!」

 わわわわは宿屋を出た。

「さあ、MPも貯まったし、そろそろ行くか。姫も探さないといけないしね」

「そのお姫様とやらは、この人かしら?」

 どこからか、女性の声がした。

「えっ!?」

『!?』

 声がする方に向くと、そこにいたのは、大神音子だった。

『あ^ほ*(あ、音子さんだ!!)』

「いや、いま一瞬だけムカッてしたけど……」

 音子の横には、ピンクの柄のドレスに金のティアラを髪につけた、2頭身の女性がいた。

 水戸さんは、携帯電話を出して、文字を打つ。

《なぜ音子さんが?》

「詳しい話はあと。まずは、このレゴブロックみたいな姫を救い出したわ。そこにいるあんたが、ドラウェの勇者だね。あんたもまあまあ、レゴね」

「れ、レゴ!?」

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