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『ま゜』

第8章 ドラゴンキングとの戦い

「なによそれ? リキュール?」

「違います。これは、レインボーローションと言うものです」

「レインボーローション?」

「実は、かくかくしかじかへめへめのそのそ……でして」

「へぇ~、旅の途中で手に入れた、特別なアイテムですって?」

「よくわかりましたね……」

 わわわわは、そのローションを1滴、城が正面に見える位置に落とした。

 すると……

 それほどの特殊効果のないまま、虹色の橋がかかった。

「わっ、すごい! ちゃんと歩道もあるし、三車線にわかれてる」

「行きましょう」

 三人は橋を渡る。

「ちょっと水戸さん、携帯電話貸してよ」と音子が言う。

『ま"』

 水戸さんは携帯電話を、音子に渡す。

 音子は、水戸さんの携帯電話のカメラ機能を使い、あちらこちらの写真を撮り続けた。

「水戸さん、なんで今までのところを写真に残しておかないのさ。ゲームの中って、入れることなんてないんだから」 

『ふ^ら"い*でー゜(あ、確かに。忘れてた)』

 橋の上で、三人は記念撮影。たまたまいた、オオカミ男のようなモンスターを捕まえて、シャッターを押させ、その後、丁寧に始末した。

 わわわわは驚いていた。

「音子さん、あんなオオカミ男みたいなのと、よく会話できましたね!」

「まあ、まあね。なんとなくね」

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