『ま゜』
第8章 ドラゴンキングとの戦い
だが、わわわわは、すでにドラゴンキングの前に、立っていた。
「うそぉーーっ!? あんた、空気読みなさいよ!! それに、あのボス、まあまあ大きいじゃない」
わわわわは、なにやら言い合っているようだ。
“あらら……もう戦いに入る寸前だね。これは、もうあなた方が入るまで無理やね”
「んもう……」
音子は考えた。
そして、考えたすえ、こんな頼みをゲームの神にお願いしてみた。
「あのさ、あなたゲームの神て言うくらいだから、神様なのよね」
“そうじゃが”
「あの、この部屋に満月を出すことなんて、出来ないわよね」
“なに? 満月だと?”
「え、まさか、出来ないの? 神様のクセに?」
“いや、それだとゲームが……”
「大丈夫でしょ? だって、戦ってる彼らが気にしなければいいの」
“まあ、出来ないことはないが……どうするんじゃ?”
「見てのお楽しみ」
ゲームの神は、音子の望み通り城の隅っこに、満月を浮かべた。
“これでいいのか?”
「充分よ」
ゲームの神が出した満月を眺める、音子。
次第に、顔から手から、毛が生えはじめる。
“な……なにぃーーっ!?”
目はつり上がり、鼻と口が伸び、歯は、牙と化する。
「ああああああぁぁぁーーーっ!!!!!!」
バキバキバキと音をたて、背中が盛り上がり、腕も太くなる。
衣類は伸縮性素材で作られているため、破れはしないが、まったく見栄えがアンバランスになる。
「うそぉーーっ!? あんた、空気読みなさいよ!! それに、あのボス、まあまあ大きいじゃない」
わわわわは、なにやら言い合っているようだ。
“あらら……もう戦いに入る寸前だね。これは、もうあなた方が入るまで無理やね”
「んもう……」
音子は考えた。
そして、考えたすえ、こんな頼みをゲームの神にお願いしてみた。
「あのさ、あなたゲームの神て言うくらいだから、神様なのよね」
“そうじゃが”
「あの、この部屋に満月を出すことなんて、出来ないわよね」
“なに? 満月だと?”
「え、まさか、出来ないの? 神様のクセに?」
“いや、それだとゲームが……”
「大丈夫でしょ? だって、戦ってる彼らが気にしなければいいの」
“まあ、出来ないことはないが……どうするんじゃ?”
「見てのお楽しみ」
ゲームの神は、音子の望み通り城の隅っこに、満月を浮かべた。
“これでいいのか?”
「充分よ」
ゲームの神が出した満月を眺める、音子。
次第に、顔から手から、毛が生えはじめる。
“な……なにぃーーっ!?”
目はつり上がり、鼻と口が伸び、歯は、牙と化する。
「ああああああぁぁぁーーーっ!!!!!!」
バキバキバキと音をたて、背中が盛り上がり、腕も太くなる。
衣類は伸縮性素材で作られているため、破れはしないが、まったく見栄えがアンバランスになる。