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たけるくんと一生さん

第3章 お風呂入りましょう

たけるの前に回り込んでふくらはぎを丁寧にマッサージ。

「んー……そこ、好き」

次は膝の裏、太ももと徐々に上に向かってほぐしていく。
気持ちよさそうに目を細めて浴槽に寄りかかり、一生を見つめていると。

「っ……」

ごつごつと骨ばった指が、太ももから股関節に移った。所謂リンパの部分。

「い、いい一生さん?」

「どうしました?ここきもちいでしょ?」

股関節の窪みの部分をこりこりとされているのだが困ったことに、別の意味で気持ちよくなる予感しかしない。

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