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たけるくんと一生さん

第3章 お風呂入りましょう

「不快でした?」

「っあ、ちがっ……」

入念にマッサージをされて、腰が動いてしまう。
このままだと確実に恥ずかしいことに……。

「きもちいでしょ?ほら」

「ぁっ……だ、だめ」

「何がダメ、なんですか?」

耳元で囁くその声は、甘くとろけて浸透して。
脳内がふわふわと、思考回路が鈍り出す。

「あ、お尻も凝るって知ってます?」

にっこり笑みを浮かべて両サイドを親指でマッサージ。
きもちいけど、やっぱり別のきもちよさが押し寄せてきて非常に危機的状況だ。

「一生さんっ、だ、だめ」

「うーん、下手でした?」

なんて言葉では言ってるくせに、とてもとてもそれはとても楽しそうで。

「そうじゃなくて……!だから……」

「だから?何でしょう?」

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