テキストサイズ

狸の詩~漢情~

第37章 枕

あたしの仕事は枕を売ること。
愛情と真心で営業しているから、おかげ様で営業成績は一番。

枕の数だけ夢がある。
お客様がいい夢を見られるように、その人に合った枕をお勧めする。

枕が変わると眠れない人もいるぐらい、地味な存在だけど枕は大事な安眠アイテムだ。

だからホテルや旅館には万人受けするような良質無難な枕をお勧めしているが、どうしても枕が変わると眠れない人には持ち運びができてその人に合う枕をお勧めするから難易度は高くなる。

出張の時には慣れない土地で緊張もするしお疲れになるから、安眠をお届けして次の日もお仕事を頑張っていただきたい。

枕の数だけ夢がある。
みんなどんな夢を見ているのかな?
いい夢が見れますように。

誰ですか、違う枕営業なんて想像した人はwww.

そちらの枕営業は致しませんwww.

おやすみなさいませ😪💤💤

ストーリーメニュー

TOPTOPへ