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狸の詩~漢情~

第46章 頭金

頭金・・全くスゴい言葉もあったものである。

ちょっと発音や滑舌が悪いと・・あ、たまきんになる。玉金。

頭金、即ち金の頭ってことは、それ即ち亀頭。

なんで借金やローンを組む前にとりあえず払うおカネのことをこんなスゴい言葉で表現したんだろう?

昔は男色も多かったから、借金のカタに娘とか言うヤツバカリでなく、あ、玉金を差し出せば貸すカネの内の幾ばくからチャラにしてやるぞという制度でもあったのだろうか?

誰か女性の方が我の亀頭を頭金にカネを貸してくれないだろうか。必ずや御マンぞくさせる玉金なので。

もっと早く気がつけばよかった。
もう歳も取ったし・・若く見えるからまだあ、玉金でいけるか、嬉しいな。

もうひとつの解釈。
頭金は手付とも言う。

亀頭大活躍で、契りを交わしておくのが結婚の手付。

そうか、そういうことだったか。
結婚の手付に一発契っとくのは昔の世の中ならありそうなことである・・現在でも。

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