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狸の詩~漢情~

第47章 意地悪

電車でボクの目の前に来た女子高生。

イジメはやめてよ。

目の前でお尻なんて突き出されたらね、嬉しいんだけど、男は触りたくてしょうがないのをガマンするしかないんだよ。

ほら、ガマン汁が溢れてトランクスを濡らしてる。

男が獣だって分かってるのかな?

でも、席が空くとボクの隣に座ってピッタリと身をくっつけてくる。

太ももの触れ合い、肩の触れ合いにまたガマン汁が溢れてくる。

更に席が空いてもズレることなくボクに身を寄せている。

ボクのことが好きだったんだ。
お尻、触って欲しかったんだ。

好きな人には意地悪をしてしまう生き物なんだよね、人間ってヤツは。

でもごめんね、君の願いは叶えられない。
犯罪者になるワケにはいかない理由があって。
犯罪者になっても全てを捨てても君の想いを受け入れたいんだ、本当は。

今度はボクが君に意地悪をしてるのかな?

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