愛し方
第7章 * ハロウィン
今日はハロウィン
俺は相変わらず仕事
『ただいま〜』
家に帰るといつも居るはずの彼女はいない様子
電気も全部消してある
「わっ!!」
『おっ!なんだよ!笑 』
「ふふっ、おかえり。びっくりした?」
『びっくりしたよ〜、居なくなっちゃったかと思って。』
お面をつけた可愛い彼女がいきなり現れてびっくりしたのと同時にすごく安心した
「え…?そっち?」
『いやもちろん普通にびっくりしたのもあったけどね?』
「も〜。もっとびっくりしてほしかった。」
『ごめんごめん。笑 』
「トリックオアトリート。」
『ん?』
「ケーキ!ケーキ買って帰ってくれる約束だったじゃん!」
そう、今日の朝ハロウィンだからケーキを買って帰ってあげる約束をしていた
『あっ…ごめん忘れてた』
「も〜〜。楽しみに待ってたのに」
『ごめんね?代わりにいたずらしていいよ。』
「しないよ。そんなこと。」
『トリックオアトリート、お菓子くれなきゃいたずらするぞ。』
「んっ?笑 いつもお菓子食べないじゃん!笑 」
『お菓子くれないの?』
「え、いつも食べないから何も用意してなかった…」
『んじゃあイタズラしていいってことね?』
「なにするの?」
『それはあとでのお楽しみ〜先に風呂入ってくるから待ってて、』
「え…」
『ん?なに?一緒に入りたいの?笑 』
俺が冗談で言った言葉を真に受けて彼女は顔を赤くした
そんな所まで愛おしい
「ち、違うし…!てかもう私お風呂入ってるし!」
『そう?笑 じゃあ待ってて。』
そう言うと彼女は素直に頷いてご飯の支度をすると言ってキッチンへ行った