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先生

第7章 行動




目が覚めてベッドから降りて保健室を見ると保健室の先生はいなかった



勝手に帰るのもどうかな…



またベッドに腰をかけた



ガラガラ



「あっ、楽になりま…」



『おっ、西本。なんでここにいんの?』



「えっ…?先生こそ…」



『俺に関しては仕事以外何があんだよ。笑 』



「まあ、たしかに…」



『体調悪いの?』



「ちょっと…」



『熱あんの?』



「いや、そういうのじゃなくて…」



『んじゃあどうしたの?』



「ん〜ちょっと…まぁ…うん」



『なんで言わないの?』



「ん〜…」

異性にこういうのって言うもんなのかな…



悩んだ末隠すような事でもないと思い言うことした



「生理…痛…」



『あ〜、だから言わなかったの?』



「ん…」



『お前ってそういうの酷いほうなんだ?』



「毎月じゃないけどたまに…?」



『そっか、大変だな女の子も。』



その一言でなんかすごく安心した



『あんま体冷やすと良くねえからちゃんと家でもあったかい格好して寝ろよ』



「はい…ありがとうございます…」



『ん。じゃあ俺行くから、早退すんの?』



「ううん、また教室戻るつもり」



『そっか、じゃあ無理しない程度に午後も授業頑張れよ!』



先生は少し手を振るようにして保健室を後にした



すごく気持ちが明るくなる



1番大好きな人からの言葉は本当に救われる



心底先生が大好きなんだと改めて感じた



こうやって私のモチベーションはいつの間にか全て先生に変わっていった

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