先生
第8章 変化
はぁ
何動揺してんの、私。
深呼吸をしてトイレから出るとちょうど有嶋先生と会った
『おはよ』
「お、はようございます、、」
『ん? どうした?笑 』
「いえ、なんもないです」
『もうそろそろ教室戻れよ』
「はい」
『後 ボタン。今、閉めろ』
「え?」
「閉めてから教室入って」
「はーい」
そういって教室に向かうと二の腕辺りをグイッと引っ張られた
『ちーがーう。俺の前で閉めてから入れっつってんの』
「あ、そういうことね。笑 入ってからでもいいと思ってた。笑 」
『ダメ、俺の前でやらせないとお前がやると思えないから。笑 』
「なにそれ。笑 私、めっちゃ信用されてないじゃん!」
『はぁ?笑 ふざけんな。笑 むしろ信用させろよ。お前がいっつもボタン開けてっからだろ?笑 』
「今度から言われなくても閉めます〜〜。」
『なんだのその言い方。笑 ほんと憎たらしいよな?笑 お前』
そう言いながら先生は私のほっぺたをムニムニとつねってきた
少し頬が赤くなるのが自分でもわかる
少し痛かったのもある
でも、うん
やっぱりそれだけじゃない。