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結愛ちゃんのエッチな誘惑

第9章 限界




すると宏樹のスマホが鳴った。


「あ、杏珠からだ!ごめん!それじゃ勇翔、腰お大事に!」


宏樹はそう言って電話に出ながら部屋を出て行った。


なんだ…?なんか、今……宏樹がめちゃくちゃ羨ましいんだけど……いや、俺だって修学旅行中結愛とずっとイチャイチャしてたじゃん。


それにノブだってあんなにヤッたのに大学が始まったらさっさと彼女作って来なくなったし。


何この気持ち…。


「……ヒロ君に彼女出来たんだぁ……寂しいなぁ…ふゥッ」

「宏樹の奴……結愛の事好きだったんじゃないのかよ…」

「……これは仕方ないよ。幼馴染みが幸せそうなんだから祝ってやろうよ。こんな関係だけど結愛と俺達は恋人同士ではないわけだし」

「…」


確かにそうだ。
感覚が麻痺してたけど、結愛が結愛の事好きだと言ってる俺達全員公認でセックスしてるのは普通に考えたらおかしいんだよな…。


結愛が泣き始めて、兄貴が抱き寄せて慰めている。
そんな兄貴に結愛がギュッと抱き着いていて…結愛が抱いて欲しそうにしているのが何となくわかるし、兄貴も察してる。



「……勇翔、結愛は俺の部屋連れてくよ?」

「ん……俺は疲れたから夕飯まで寝てる…」

「ユウ君…お大事にね…」


兄貴と結愛は俺の部屋を出て行った。



はぁ……



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