結愛ちゃんのエッチな誘惑
第9章 限界
「ユウ君…大丈夫?結愛がおねだりしちゃったから…ごめんね…」
「大丈夫だって…すぐ良くなるからさ」
あー…もう、この空気じゃ治るまで俺は出来ないじゃん…。
宏樹もすっかり元気だし…仕方ないか。
「宏樹、俺が離脱してるからってチャンスだと思うなよ?」
「あー…あのさ、みんなに大事な報告があるんだけど…」
宏樹は突然改まってそう言った。
「大事な報告?」
「…えっと……俺、もう結愛とはセックスしない」
「…へ?ヒロ君…結愛の事嫌いになっちゃったの?」
「違うよ…嫌いになったとかじゃなくて……その……彼女が出来たんだ」
「……えっ!?は!?痛ッ!」
「おい、腰に悪いから驚くのも無理ないけどデカい声出すな」
「だって…兄貴知ってた?」
「いや…でもさ!宏樹に彼女が出来たのはおめでたいことじゃん、どんな子?」
修学旅行に行く前までもう精子出なくても頑張ってたくらい宏樹も結愛の事好きだったはずなのに…修学旅行に行ってる間に一体何があったんだ?
宏樹はスマホの待ち受けになっている彼女と写った写真を俺達に見せてきて、相手にも驚いた。
ギャル系のグループの早乙女!?
確か一年の時、宏樹と同じクラスで宏樹の事童貞とか言ってよくからかってたあの早乙女!?
「あ、早乙女さんだぁ」
「勉強見てあげる事になったんだけどさ…それで告白されて…見た目は派手だけど、一途で良い子なんだ」
「へぇ、そうなんだ。このツーショット二人とも幸せそうじゃん、良い子と付き合えて良かったな」
「あぁ!」
宏樹はマジで幸せそうな顔で頷いた。