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結愛ちゃんのエッチな誘惑

第10章 恋する後輩ちゃん



高校に入ってすぐ風邪で休んでしまったのが良くなかったと思う。


風邪が治って初めて登校した時にはグループが出来上がっていて、元々消極的な性格で背も小さくて目立たない私が入れるところはなかった。


春休みに今の家に引っ越して来たから中学までの友達も1人もいないし、小学校も中学校も女子校だったから共学の環境にも馴染めず完全に孤立してしまった。



友達が出来ないまま二学期に突入してしまった…。



来年のクラス替えになったら絶対頑張ろう。



そんな時……私は王子様に出会った。



その日のお昼休み。
いつもお昼ご飯は教室で一人で食べているところをクラスメートに見られたくなくて誰もいないもう使われていない教材が置かれている物置で過ごしていた。


今日もいつも通りその物置へと入る。


物置に入ると…何故か上半身裸の男子生徒か息を切らして倒れていた。


「わッ………あの…だ、大丈夫ですか?」


具合悪いのかな……でもどうしてこんなところで上半身裸で倒れてるの?

するとその人はバッと起き上がって制服のシャツを急いで着る。


「だ、大丈夫!…筋トレ!ここで筋トレしててさ…やり過ぎてバテてたんだよ」


その人はそう言いながらこっちを見た…



その瞬間、心臓が跳ね上がった。



………どうしよ……すこくカッコイイ……こんなカッコイイ人同じ学校にいたんだ。



昔からよく読んでいる少女漫画に出てくる人みたいに爽やかですごく格好良かった。

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