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結愛ちゃんのエッチな誘惑

第11章 葛藤




昼ご飯を買いに購買に向かう途中。




廊下の多目的スペースでベッタリイチャついてる宏樹と早乙女と遭遇…



「宏樹ぃ、あーんして~」

「俺ばっかりに食べさせてたら杏珠食べられないだろ?」

「じゃあ食べさせて〜あーん」

「仕方ないなぁ…って、勇翔…いたなら声掛けてよ…」

「いや…今通り掛かったところだから」


本当に早乙女と付き合ってるんだ。


早乙女が宏樹にベタ惚れなのが見てすぐにわかる。



テーブルに置いてある弁当はハートの形の具材が多いけど、綺麗でちゃんと美味しそうな弁当だ。


「弁当美味しそうじゃん、早乙女が作ったの?」

「そうー!味も完璧だから!冴島も食べてみてー」


早乙女がそう言ってミニハンバーグを箸で取って俺の方に向けたので食べようとすると、横から宏樹が入ってきて食べてしまった。


「杏珠の弁当は俺のだから」

「アハっ!宏樹ヤキモチ妬いてて可愛い~」


早乙女はそう言って宏樹の頬にキスをする。


「勇翔、特に用事ないなら早く行きなよ」

「うっせぇ、言われなくても行くに決まってんだろ!」


…あの二人って成績上げるために早乙女の勉強見るのがキッカケだったよな?


あんなイチャついて絶対成績下がるだろ!


宏樹の奴成績また下がって兄貴に泣きつきに来るんじゃないか?


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