結愛ちゃんのエッチな誘惑
第11章 葛藤
カフェを出た後駅ビルの中を歩いているとペット向けのグッズが売っているお店の前を通った。
可愛いリードや首輪やおもちゃが売っていて思わず声を上げる。
「わ、可愛いー」
「ん?ペット用?何か飼ってんの?」
「はいっ!チョコちゃんっていうトイプードル飼ってるんですよー」
私はスマホのロック画面に設定しているチョコちゃんを先輩に見せた。
「お、可愛いな!見てく?」
「え…でも、さっきのカフェも私のリクエストだったので…」
「そんなの気にしなくていいよ」
先輩に手を引かれてお店に入って首輪が並んでる棚の前に行って選ぶ。
「どれも可愛いなぁ」
「コレとか似合いそうじゃね?」
先輩は赤いチェック柄にレースのフリルが着いた可愛い首輪を手に取ると私の首に当てた。
「先輩っ!何で私に当てるんですか!?」
「ははッ!小春に着けても可愛いじゃん」
「これわんちゃん用ですからっ!」
「じゃあ今度人間用の買っとく」
「着けませんからっ」
絶対エッチな事に使う気だ…
「冗談は抜きにして小春にも似合ってるけどこれチョコちゃんに似合いそうじゃね?」
「私じゃなくてチョコちゃんに似合いそうです!先輩が選んでくれたのにしますっ」
私はその首輪買いに行った。
なんかデートっぽくて嬉しいな…