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触って、七瀬。ー青い冬ー

第21章 湖上の雫


「ひろ…さん」

「あ、目を覚ました。じゃあ明日の朝にはそっちに返す」

電話を切ると、七瀬夕紀と目があった

「夢ですか?」

七瀬夕紀はベッドに眠っていた
肌が白かった
化粧は落としていないが、そもそも少しファンデーションをのせた程度のメイクで
すっぴんとほぼ変わらない

「夢じゃない。あんたまだ服の着替えもしてないから早く風呂にでも入りなよ
気持ち悪いだろ腹ん中」

ここはホテルだ
何を汚しても構わない

「なんか、ぬるぬるして…気持ち悪い」

七瀬夕紀は顔を赤くしたまま、足をもじもじ動かした

「赤ん坊かあんたは」

「は、はは、すいません」

多分、まともに話が通じる状態ではない
かと言ってこのまま寝かせておくのも少し不安である
朝起きたら腹を下しているとか、
記憶がないけどホテルにいて隣に俺がいて
肛門から白濁液がでてきていたらそれは
完全に俺が犯人に仕立てられる

「ああ、なんだこの罰ゲームは
あんたの面倒なんか見たくないのに」

血がつながっていないわけでもない
そんな不確かなつながりらしい

「これじゃ介護と変わんないな」

七瀬夕紀は半開きの目で微睡む
履かせていたスカートを無理やり脱がせ
パンツに指をかける

「…なんだこの犯罪じみた感覚」

「ひろさ…」

「泥酔してるあんたが悪いよ酒臭いし」

はあ、と半ば諦めて女物のパンツを脱がせた
そのパンツは皮肉にも俺が選んだ物
まさか痴漢の興奮材料になろうとは思わず、
要らないところまでこだわってしまった

「…あんたの体、女みたいだな」

「んん…」

意識の定まらないない中恥ずかしがって、
足を曲げて剥き出しの股間を隠そうとする

「はいはい、見ないから」

一体本当にここまで世話を焼く必要があるのかと思いつつ、足を持ち上げて尻の下にタオルを引いた

足を揃えて上に上げていると、
肛門から透明な液が少し垂れる

「ん…」

七瀬夕紀が声を出すのに連動して、尻の穴もぴくりと動いた。何を見せられているんだろうか
しかしそのおかげで白い液も漏れ出した

「ちょっと力んだらもっと出る…のか?これ」

どれだけの量が注入されたのか知らないが

もう一枚タオルを持ってきて、赤ん坊のお尻を掃除するようにそっと拭きつつ様子を見た

「まだ出る?」

少し肉をさくように広げると、さらに漏れ出した

「ん、…あ」

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