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本気になんかならない

第12章 1・2・3

とてとてと女のコがやって来て

「あれ?タディは?」と男のコが尋ねる。

タディ?父親かな?って思っていると

「Over there!」と女のコは遠くを指した。

近くを歩いていたスタッフが寄ってきて、そのコたちとのショットを撮ってくれて。
お礼をしたふたりは、キャッキャと大喜び。

おそろのカバンを背負って、おそろのブーツ、双子かな?
かっわいい!とほほえましく見ていた私の背後から

「お前ら~!俺を置いていくなよな」と、父親がやって来た。

軽く息を切らして、セクシーで、ちょっと宮石君に似た声ね。
ってドキリとした。

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