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本気になんかならない

第34章 & # 9 8 2 5 ;

いっきに疲弊した俺、、
気分はれっきとしたミイラかも。

「俺、仕事に戻りま…」

彼女も来ないようだし、そろそろ通話を切りあげようとした。
だけど、こちらのマイク機能が遮断されてるかのようにセリフがかぶさってくる。

「そこで一心発起!
ミイラなりに心を込めて作ったチョコレートケーキを持ってこい。
さなこのお菓子の家を乗せるから、装飾はするなよ?」

「え?」

「宮石和波は約束を守れる男だと証明しろ!
期限は本日、19時だ!」

言いたいことを言いきったらしく、プツっと通話は切れた。

「な……?」

チョコレートケーキ?
そんな約束、俺したっけ?

ミイラなりにって、、どんな?

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