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本気になんかならない

第5章 レスポワール

さあ、開店。
といっても、しばらくは誰も来なかった。
北里との待ちあわせ時間もまだまだだし。
俺は、マスターに最後の指導をされながら、そのときを待った。

キィとドアが開いて、まず入ってきたのは女性。そのあとも、まばらに大人が入ってくる。
注文が入ると、マスターは機敏に動く。俺は復習をしながらも、あと片付けなどの補佐に徹した。

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