テキストサイズ

本気になんかならない

第39章 幸せ所有格

「わあっ、素敵っ!」

瞳キラキラの義姉に対し

「どこが?ダイヤ一個ってケチくさい」

と、横からいちゃもんの兄。
それに対抗する…義姉、、強し。。

「ばかね。
洗練された一粒の価値がわからないの?それも、これは王室御用達の高級宝飾ブランドなのよ?ジュエリー専門家に選びぬかれたダイヤモンドなんだから」

「んなもん、わかんねぇよ。そのへんのビー玉とどう違うっての」

「これがビー玉に見えるっての?あんたの目玉はイミテーションか?」

「ああ、そうだな。お前にプロポーズしたくらいだからな」

「どういう意味よっ?」

ふたりとも真っ向、言いあいだす。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ