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本気になんかならない

第1章 子守り

また泣かれると困るから、
引きはなすのも怖くって。

そして、嬉しそうに俺の服を吸う
ぷにぷにした口元と手が異様に可愛くって。

何より信頼しきったその瞳、
赤ちゃんって、愛される術を知ってるよな。

不思議に俺の口も笑みを浮かべた。

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