好きだって気づいたとき
第13章 修学旅行
修学旅行最後の夜。
食事もお風呂も終わり、後は部屋での自由時間。
今日のテーマパークの事や一緒に回った女子の事。
あの子が可愛いだの誰が好きだとか、とにかく大盛り上がり。
自分達の事は思い切り棚に上げて盛り上がる。
「あの絶叫マシン、マジヤバかったよな」
「俺1回、意識飛びそうになったもん」
「あいつ、お前に気があるんじゃね?
やたらくっついてたことね?」
「そんな事ねぇよ。
だとしても俺はマジ勘弁だわ」
「そう言えばあいつ、男を取っかえ引っ変えって噂だぜ」
「俺も聞いた事がある。
けっこうヤリマンって噂だぜ」
「隣のクラスのあいつもそうらしいよ」
「えっ、マジで言ってる?」
「でもあいつ、学年1の秀才だろ?」
「人は見かけによりないってか」
「あぁ、俺も付き合いたいな。
勉強も教えてもらって、おまけにいい事できるなんて夢のようだよ」
さらにどぎつい下ネタやら飛び交う中、俺は笑って聞いているだけ。
隣にいる遼太もただただ大爆笑している。
笑いながら時々俺にもたれかかってきたり、笑いながら俺の膝にうつ伏せてきたり、人前でそんな事をしてきたのは初めて少しビックリしてる。
ーコンコンッー
ノックの音がするとドアが開いた。
「いつまで騒いでるんだ。もう寝なさい」
「はぁ~い」
みんな布団に入り、部屋の電気を消した。
さっきまで元気よく話していたけど、疲れているのかすぐにみんな寝息をたてた。
遼太は・・・
「Zzzz・・・」
なんだ、寝ちゃったのか・・・
俺の手を握れないくらい疲れたんだな。
なんかね、手を握ってもらえないのはさ、それはそれで寂しいんだよな。
食事もお風呂も終わり、後は部屋での自由時間。
今日のテーマパークの事や一緒に回った女子の事。
あの子が可愛いだの誰が好きだとか、とにかく大盛り上がり。
自分達の事は思い切り棚に上げて盛り上がる。
「あの絶叫マシン、マジヤバかったよな」
「俺1回、意識飛びそうになったもん」
「あいつ、お前に気があるんじゃね?
やたらくっついてたことね?」
「そんな事ねぇよ。
だとしても俺はマジ勘弁だわ」
「そう言えばあいつ、男を取っかえ引っ変えって噂だぜ」
「俺も聞いた事がある。
けっこうヤリマンって噂だぜ」
「隣のクラスのあいつもそうらしいよ」
「えっ、マジで言ってる?」
「でもあいつ、学年1の秀才だろ?」
「人は見かけによりないってか」
「あぁ、俺も付き合いたいな。
勉強も教えてもらって、おまけにいい事できるなんて夢のようだよ」
さらにどぎつい下ネタやら飛び交う中、俺は笑って聞いているだけ。
隣にいる遼太もただただ大爆笑している。
笑いながら時々俺にもたれかかってきたり、笑いながら俺の膝にうつ伏せてきたり、人前でそんな事をしてきたのは初めて少しビックリしてる。
ーコンコンッー
ノックの音がするとドアが開いた。
「いつまで騒いでるんだ。もう寝なさい」
「はぁ~い」
みんな布団に入り、部屋の電気を消した。
さっきまで元気よく話していたけど、疲れているのかすぐにみんな寝息をたてた。
遼太は・・・
「Zzzz・・・」
なんだ、寝ちゃったのか・・・
俺の手を握れないくらい疲れたんだな。
なんかね、手を握ってもらえないのはさ、それはそれで寂しいんだよな。