好きだって気づいたとき
第5章 文化祭
「付き合えって言うから何かと思ったよ」
「俺達って言ったらここだよな。
やっぱここ、落ち着くよな」
「えっ・・・うん」
そう言うと遼太は黙った。
俺も登りきると落ち着く場所に座り、目を閉じた。
不思議なんだけど、本当に落ち着く。
何かさっきまでモヤモヤしていたのが、なくなっていった。
「・・・智哉」
「んっ!?・・・なっ、何だよ」
しばらくして遼太に呼ばれて目を開けると
目の前に遼太の顔があった。
顔というか、四つん這いに俺に覆いかぶさっていた。
「なっ、何だよ遼太。
びっくりするじゃねぇか」
「智哉、大丈夫か?」
「大丈夫かって・・・何の事だよ?」
「何にもないんだな?」
「だから何の事だよ」
「俺、いつもお前の近くに居るから・・・
黙ってないで、何でも言ってくれ・・・」
「遼・・・太?」
何かよく分からないことを言って、俺の胸におでこをのっけた。
「どうしたの遼太・・・!?」
鼻をすする音がした。
泣いてるのか?
下を向いたまま俺の上からおりた。
「なぁ遼太、どうした・・・」
「智哉、そろそろ帰ろうか」
「あぁ・・・うん。
あのさぁ遼太・・・」
「やっぱここっていいよな。
何か気持ちが落ち着くよ」
「うん・・・そうだな」
スルスルっと木から下り、カバンを持って歩き出した。
何だかよくわかんないけど、俺達は黙ったまま歩いた。
「じゃあな智哉。また明日な」
「おぉ、明日な」
結局遼太に何も聞けなかった。
「何だったんだろう・・・変な遼太」
でもあいつのおかげで、何だかモヤモヤしていた気持ちが落ち着いた。
「あいつすげぇな」
「俺達って言ったらここだよな。
やっぱここ、落ち着くよな」
「えっ・・・うん」
そう言うと遼太は黙った。
俺も登りきると落ち着く場所に座り、目を閉じた。
不思議なんだけど、本当に落ち着く。
何かさっきまでモヤモヤしていたのが、なくなっていった。
「・・・智哉」
「んっ!?・・・なっ、何だよ」
しばらくして遼太に呼ばれて目を開けると
目の前に遼太の顔があった。
顔というか、四つん這いに俺に覆いかぶさっていた。
「なっ、何だよ遼太。
びっくりするじゃねぇか」
「智哉、大丈夫か?」
「大丈夫かって・・・何の事だよ?」
「何にもないんだな?」
「だから何の事だよ」
「俺、いつもお前の近くに居るから・・・
黙ってないで、何でも言ってくれ・・・」
「遼・・・太?」
何かよく分からないことを言って、俺の胸におでこをのっけた。
「どうしたの遼太・・・!?」
鼻をすする音がした。
泣いてるのか?
下を向いたまま俺の上からおりた。
「なぁ遼太、どうした・・・」
「智哉、そろそろ帰ろうか」
「あぁ・・・うん。
あのさぁ遼太・・・」
「やっぱここっていいよな。
何か気持ちが落ち着くよ」
「うん・・・そうだな」
スルスルっと木から下り、カバンを持って歩き出した。
何だかよくわかんないけど、俺達は黙ったまま歩いた。
「じゃあな智哉。また明日な」
「おぉ、明日な」
結局遼太に何も聞けなかった。
「何だったんだろう・・・変な遼太」
でもあいつのおかげで、何だかモヤモヤしていた気持ちが落ち着いた。
「あいつすげぇな」