好きだって気づいたとき
第12章 2人きりの時間
時間が経つのを忘れて、俺達はずっとアルバムを見ていた。
気がついたら5時を過ぎていた。
「遼太もう5時過ぎてるよ」
「あっ、本当だ。
アルバム見ていたら時間が経つのに気が付かなかったよ」
「今日サボった分、明日はちゃんと部活に行かないと」
「サボった訳じゃない。
急用ができて休むって言ってきた。
こっちの方が部活より大事だからさ」
嬉しいような小っ恥ずかしいような・・・
「なぁ知哉、頼みがあるんだけど・・・」
「なんだよあらたまって」
「週末、お前が引っ越す日まで、泊まってもいいか?」
「えっ!?・・・おばさんに怒られないか?」
「相手がお前ならなんにもいわないよ。
ここから部活に行くからさ」
「俺はいいけど・・・
もう布団は片付けたし、俺のしかないし・・・」
「大丈夫、なんとでもなるよ。
少しでも長くお前と一緒にいたいから」
「遼太・・・」
素直に嬉しいと思った。
「いいよ。
じゃあ今から家帰って支度してこいよ」
「じゃあ一緒行って、夜ファミレスででも飯食おうよ」
「そうだな・・・そうしよう。
俺もおばさんにあいさつしないといけないしな」
片付けは、また明日の昼間にやればいいしな。
むしろ俺が嬉しい。
「それじゃ、このままで行こっ!」
遼太は俺の手を引っ張った。
見ていたアルバムをそのまま床に置いたままにした。
気がついたら5時を過ぎていた。
「遼太もう5時過ぎてるよ」
「あっ、本当だ。
アルバム見ていたら時間が経つのに気が付かなかったよ」
「今日サボった分、明日はちゃんと部活に行かないと」
「サボった訳じゃない。
急用ができて休むって言ってきた。
こっちの方が部活より大事だからさ」
嬉しいような小っ恥ずかしいような・・・
「なぁ知哉、頼みがあるんだけど・・・」
「なんだよあらたまって」
「週末、お前が引っ越す日まで、泊まってもいいか?」
「えっ!?・・・おばさんに怒られないか?」
「相手がお前ならなんにもいわないよ。
ここから部活に行くからさ」
「俺はいいけど・・・
もう布団は片付けたし、俺のしかないし・・・」
「大丈夫、なんとでもなるよ。
少しでも長くお前と一緒にいたいから」
「遼太・・・」
素直に嬉しいと思った。
「いいよ。
じゃあ今から家帰って支度してこいよ」
「じゃあ一緒行って、夜ファミレスででも飯食おうよ」
「そうだな・・・そうしよう。
俺もおばさんにあいさつしないといけないしな」
片付けは、また明日の昼間にやればいいしな。
むしろ俺が嬉しい。
「それじゃ、このままで行こっ!」
遼太は俺の手を引っ張った。
見ていたアルバムをそのまま床に置いたままにした。