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Memory of Night

第2章 部屋


 晃は宵を見つめ、その頬に軽くくちづけた。

 乱れて顔にかかった髪をそっとどけてやる。

 最初は一度でいいと思っていたセックス。でも今は、もっと宵を感じさせてみたいという欲求が募っていた。

 また相手をしてほしい。そのためなら、いくら払っても別に構わない。

 晃はそっと、宵の体を抱きあげた。 汚れた体を洗わなければならない。

 シーツを片付け、浴室へと向かった。

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