テキストサイズ

変態センセイの愛人

第7章 教えて、センセイ……




「――――おーい、北大路先生。ここ教えてくれるかい?」


北大路さんが打ち終える前にハゲ親父に呼ばれた。


「あっ、分かりました」


「可愛いお姉ちゃんに教えてるところすまないねぇ」


本当にそう思ってるなら邪魔するなハゲ親父。


北大路さんは続きを打つことなく私に「すみません」っと言って早足でハゲ親父の机へと向かって行った。


最後まで打ち終えなくても文章があそこまで書いてあればその先が予想できる。


伝えようとしていたことはきっとこうだ。




本当は結婚してま“す”


つまり、私は北大路さんにとって“愛人”だということ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ